不確かな時代にこそ,確かな成長力を
学習塾TANAKA
TEL 096-372-5201
開館時間:16時〜23時

コラム

これはTANAKA版徒然草である。
晴れの日は良い。曇りの日もまあまあ良い。雨の日もまあ面白い。みたいな感じで書き綴っていこうと思う。

7月1日

暗記は練習するとどんどん上手になっていく。脳にあるシナプスに電気が走り、使える部分が広がっていくのだ。暗記できる物が、最初は数個だったものが数十個へと増えていく。時間も縮まっていく。1時間かかっていたものが10分程度で暗記できるようになる。人間の脳は素晴らしい。
しかし脳は大変な怠け者である。なにかとさぼろうとする。ああ面倒くさい。と、すぐ呟いてしまう。これがやっかいだ。先日記憶術の話をしたが、なかなか続かないものだ。頑張っても1週間というところだろう。怠け者の脳も何とか攻略しなくてはいけない。

脳は刺激が好きだ。新しいことにすぐ反応する。そこで、例えば勉強の教科を1時間ごとに変えてやる。教科でなくても英語であれば、単語を覚えたら文法を20分長文を…

6月19日

では、どうやったら記憶が継続できるのか。海馬に一時保存された記憶を長期保存できる側頭葉に送る必要がある。海馬から側頭葉に送ることが出来るとその記憶は長期記憶となる。
これを出来るだけ効率的にやりたい。

例えば単語50個を覚えたとしよう。その20分後には21個を忘れてしまう。1時間もたつと残っているのは22個になってしまう。1日後には13個しか覚えていない。10日もたてばほぼ消えて無くなってしまう。なかなか大変だ。
人間は忘れる動物だということをここでしっかりと認識する必要がある。忘れるのが当たり前。忘れるから繰り返し記憶する必要があるのだと。
忘れるのを前提で勉強すると、どういう勉強法が良いのか。繰り返すしかないというのはわかるだろう。でも出来るだけ効率的に時間を使いたいものだ。

20分後に42%も忘れるのなら、20分後にもう一度確認すればよい。そして1時間後。最後に次に日。それを一つのパックにして、暗記のためのスケジュールを組んでいく。一度に覚えられるものには個人差があるから、自分に合わせて考えるとよいだろう。

具体的には単語25個を一度目に覚える。これをAとする。一日目は20分後、そして1時間後と復習する。2日目は新しい単語を覚える。これをBとする。Aをもう一度復習する。Bを20分後、1時間後と復習する。3日目にまた新しい単語を25個覚える。これをCとする。Bを復習して、Cを20分後、1時間後と復習する。こうやって繰り返していく。
出来るだけ効率的にそして頑張って繰り返す。

5月28日

暗記がなかなか出来ないとよく生徒が言ってくる。出来ないと言っているときは必ず対象者がいる。近くにすぐ覚えられるお友達や親族がいることが多い。
記憶は、まず最初に脳の海馬に一時的に保管される。当然、一時的なのでしばらくすると消えてなくなる。すぐ暗記できることはすぐ忘れる。
例えば、リンゴ1個みかん3個梨5個。読んでる先から暗記出来てしまう。覚えて買い物に行き、他のものをいろいろ買って、知り合いにばったり会っておしゃべりして、そのまま忘れて帰ってきた経験など誰にでもあるだろう。
つまり簡単に暗記出来てもすぐ忘れるということだ。簡単に暗記できるお友達は覚えるのも早いが忘れるのも早い。
ところが、なかなか覚えられないことを苦労して暗記すると結構覚えていられる。この時点で実は記憶の良いお友達よりも一歩先んじていることになる。
問題はここからだ。折角覚えても記憶を継続することが出来なければ苦労も水泡に消えて行ってしまう。

5月18日

五月の雨の日に思うこと

母の日が終わり父の日がもうすぐやって来る。
毎年私は父の日はハットをプレゼントすることにしている。帽子と書けば良さそうなものだが、帽子では伝わりにくい気がする。いわゆるシルクハットに近い形なのでハットが良い。ちょっとお洒落なハットだ。
しかし今年はコロナのせいで、デパートに行けそうにない。今時ネットで買い物など簡単にできそうだが、そう簡単ではない。私はじっくりいろんな角度から見たり触ったりして、最後には自分でかぶってみて決めることにしているので、ネットでは無理だ。
ネットで買えるのは、本か、今まで使ったことのあるものか、お試しに食べてみたいお取り寄せくらいだ。身に着けるものはどうしても試してみないと買う気にならない。
今年の父の日はノープレゼントになってしまいそうだ。なんでも適当に送っておけば良いかもしれないが、プレゼントに適当さは相応しない感じがして私には難しい。
なんでもコロナのせいにするのは良くないが、まあ仕方ない。